初めまして!
新米受けルーパーのあすみです。
今回ポケモンSVのランクマッチシーズン3にてレート1900を達成できました!
今後レート2000を狙いたいと思い、自分の構築を見つめ直すため構築記事を書くことにしました。最後まで読んでいただけると嬉しいです!
受けループを使おうと思ったきっかけ
まず、僕は回復技が好きです。そして回復技を使い、自分のポケモンがHP満タン、相手のポケモンからこちらに通る技が無いという「詰み」を狙って勝てると気持ち良いです。実際にはギリギリで勝利というのも多いですが、詰ませて勝てると楽しいため、それを狙える受けループを使うことにしました。
コンセプト
・全てのポケモンに回復手段を持たせる。
・時間内にダメージレースで勝利する。
構築経緯
倉本蘭さんのyoutube動画を参考に、
メンハ、木の実、ブーツ、隠密マント、残飯、ゴツメ
という並びから使い始めました。
それぞれの役割は
→汎用受け →電気とクエスパトラ受け
→特殊受け →受け対策と身代わり対策
→物理受け →イダイナキバ受け
だと理解しました。
ここから、サイコショック持ちサーフゴーとハバタクカミを受けるのにハピナスよりラッキーの方が使いやすいと感じ、ラッキーを採用。
次に、コノヨザルが重く、トリトドンの選出率が低かったためカバルドンを採用しました。
チヲハウハネについては、鉢巻地面テラスイダイナキバが受かりません。途中で気付いて衝撃を受けました。そこで思い切ってイダイナキバを切ることにしました。そして、ラッキーでは受けが成立しないテツノドクガに役割を持てるウインディを採用しました。
また、構築において大事なのは
、、
の3体だと思いました。毒まき要員、特殊受け、物理受けとしての性能が素晴らしく、環境上位のポケモンに刺さるためです。「基本選出」と呼んでいました。
基本選出で厳しく、環境に多いポケモンに強い残りの3体を補完していく形で構築を作るのが大切だと思います。
もう一つ大切なこととして、基本選出を信用し、負けたら自分のプレイングが弱いと反省すべきということがあると思います。何度か3桁の人と当たった時、自分の行動が全て読まれていると感じる程でした。
よって、構築をいじりすぎず、勝つために大事なことはプレイングを磨くことだと考えました。本記事ではポケモンの理解を深めるため各ポケモンの強み・弱みを文字に起こしてみます。冗長になっていたら申し訳ないです。
個体紹介
ドヒドイデ@メンタルハーブ
特性:再生力
テラスタイプ:フェアリー
実数値:157(252)-83-224(252+)-65-163(4)-55
技構成:どくどく/どくびし/トーチカ/自己再生
HB:物理ドラゴン、ハバタクカミのサイコショック意識で最大
D:余り
A:わるあがきダメージを増やすため下降補正をかけない
役割対象:カイリュー、テツノブジン、コノヨザル、イルカマン、マスカーニャ、ドラパルト他
・挑発コノヨザルや挑発ハバタクカミに対面で毒を入れるための「どくどく」
・裏に毒を入れたいポケモンがいる場合に打ちたい「どくびし」
・毒ダメージを稼ぐための「トーチカ」
・回復技「自己再生」
という構成です。
テラスタイプは主に対ドラゴン意識でフェアリーです。
毒まき要員で、汎用受けです。
強み
・どくびしから有利な局面を作れることが多いところが強いです。具体的にはハバタクカミ、テツノツツミ、テツノブジン、トドロクツキといった高火力パラドックスポケモンに刺さります。
・メンタルハーブにより挑発コノヨザル、アンコールカイリューに対してどくどくを打てるのが強いです。
・フェアリーテラスタルによってカイリューやドラパルトに対する安定感が増すのも強いです。地面等倍になり、げきりんに居座れ、両刀ドラパルトのドラゴン技を無効にできるためです。
・こちらのサイクルが崩された後でもトーチカと自己再生の粘りによって受けループらしくない勝ち方ができるのも強い点です。
弱み
・本来相手したいカイリューやテツノブジンが鋼テラスしてくると毒が通らず厳しかったです。というか、役割対象外となります。この2体についてはラウドボーンで相手したいです。火傷が入ればドヒドイデで時間を稼げます。
・メンタルハーブをトリックやはたき落とすで失った後、コノヨザルが出てくると厳しかったです。コノヨザルに対して受け出しのタイミングで挑発を受けてしまってもアウト。そもそも毒テラスコノヨザルが無理でした。つまり、意外に対コノヨザルが安定しませんでした。
・「黒い霧」を切っていることで積みアタッカーに対して安定行動がありません。りゅうのまいカイリュー、剣舞テツノブジン、りゅうのまいトドロクツキに対して打ちたい時があります。この場合ラウドボーンが選出できているとやり合えます。
ラッキー@しんかのきせき
特性:自然回復
テラスタイプ:悪
実数値:326(4)-21-57(252)-48-172(252+)-61
技構成:地球投げ/ステルスロック/めいそう/卵産み
H:余り
B:サイコショック意識で最大
D:サーフゴー受けのため最大
S:無降りカバルドン(67)抜かれ
※Aはイカサマ対策で低い方が良く、妥協個体
※Sはハラバリー(無降り65、下降58)の上から行動するのが強いか下から行動するのが強いかわからなかったので捕まえたときの個体そのまま
役割対象:サーフゴー、ハバタクカミ、テツノツツミ、ジバコイル、ロトム、グレンアルマ、(テツノドクガ)他
・サーフゴー受けのための「めいそう」
・回復技「卵産み」
という構成です。
テラスタイプはサイコショック、アシストパワー受けの悪です。
サーフゴーのための特殊受けです。まずサーフゴーについて書きます。
対サーフゴー
・トリック型を考慮すると一度ドヒドイデで受けたいです。ドヒドイデを出してわるだくみされ、ラッキーに戻すとわるだくみでサーフゴーC+4です。次のターン、サイコショックを考慮して悪テラスめいそうします。他の打点がゴールドラッシュのみならめいそうと卵産みで急所に当たらなければ完封できます。
・C+6サーフゴーとD+2orD+1ラッキーの対面になることもあります。特化サーフゴーの+6サイコショックがラッキーに対して287~338(88%~103.6%)で25%の乱数です。252振りのみなら261~308(80%~94.4%)です。そのため、このときテラスタルを温存して、卵産みするという選択もあると思いました。
・格闘テラバーストは無理です。諦めていました。気合い玉はかわせばいけますが安定しない方です。
強み
・格闘テラバースト以外のサーフゴー受けができる点が強みです。
・ハバタクカミに一旦出し、型判別できるのも強いです。身代わり+3ウェポン型には居座ってTOD勝ちを狙えます。
弱み
・ジバコイルがボディプレスを持っていると厳しいです。
・ボルトチェンジで削られ続けると役割対象に役割を持てなくなってしまい厳しくなります。具体的な並びの例は、ジバコイル+カイリュー、ジバコイル+イルカマン、ミトム+セグレイブです。
・ゴーストへの打点が無い構成なので不意のゴーストテラスに弱いです。ハピナスなら自然にシャドーボールを採用できるので、ここはハピナスと違う点だと思います。
クレベース@厚底ブーツ
特性:頑丈
テラスタイプ:格闘
実数値:202(252)-138(4)-259(252+)-57-66-48
技構成:氷柱落とし/ボディプレス/鉄壁/自己再生
HB:ドドゲザン、物理ドラゴン意識で最大
A:余り
役割対象:ドドゲザン、ガブリアス、トドロクツキ、セグレイブ、ヘイラッシャ他物理AT全般
・テラスタルしていないガブリアス、カイリューに抜群がとれる「氷柱落とし」
・ドドゲザンへの打点であり鉄壁との相性も良い「ボディプレス」
・積みAT、鉢巻ATに対して受けを成立させる「鉄壁」
・回復技「自己再生」
という構成です。
テラスタイプは対ドドゲザンのための格闘です。
物理受けです。
強み
・鉄壁により要塞となれ、積んでくる物理ドラゴンに強いです。
・ヘイラッシャの地割れを頑丈で受けてPPを削れます。
・格闘テラス時のボディプレスが強いです。ロトム交代読みで打てたらより強いと思うのですが、自分のプレイングではまだまだ読めません。
弱み
・不意の役割破壊特殊技に弱いです。
・ヘイラッシャのあくびに弱いです。ヘイラッシャ+セグレイブなどで他にクレベースで見たい相手がいる場合、隙を見せてしまいます。この場合、覚悟を決めてドヒドイデで地割れをかわしにいき、毒を入れます。
ラウドボーン@たべのこし
特性:天然
テラスタイプ:フェアリー
実数値:208(228)-72-167(252+)-130-99(28)-86
技構成:フレアソング/鬼火/身代わり/怠ける
H:残飯効率最大16n
B:できるだけ高く
D:余り
役割対象:トドロクツキ、ヘイラッシャ、テツノカイナ、キョジオーン、ドオー、ミミッキュ、(ラウドボーン)
・身代わりに強い「フレアソング」
・物理ドラゴンに刺さり受けを成立させる「鬼火」
・キョジオーン、ドオーをハメる「身代わり」
・回復技「怠ける」
という構成です。
テラスタイプは主に対ドラゴン意識でフェアリーです。
積み、身代わり、受け対策枠です。
強み
3つあります。
①物理ドラゴンに強い
テラスタルに余裕があれば、カイリュー、ガブリアス、トドロクツキ、セグレイブに対して切ることで相手できます。地面の一貫を切れるため、決断は早い方が良いと思います。セグレイブ以外には鬼火から入ることでダメージを押さえられて戦えます。
②受けポケモンに強い
特にキョジオーンとドオーに対して強いです。上から身代わりを打つとしおづけで身代わりが壊れません。火傷状態のドオーの地震も耐えます。キョジオーンとドオー両採用のパーティーはそれなりにいて出しやい点もgoodです。
③身代わり持ちに強い
主にドラパルト、ミミッキュに強いです。余裕があれば早めにテラスタルします。
①②③の中で、②③はフレアソングが使えて居座る程強いというラウドボーン特有の性能だと思います。
①の性能はクレベースにもあります。本当はセグレイブの相手はクレベースでしたいのですが、選出に余裕が無いときはフェアリーラウドボーンで相手することになります。
弱み
・②に関連します。キョジオーンと上手く対面できなかったときしおづけを入れられてしまいます。相手のドオーに対する火傷の1/16ダメージとこちらのラウドボーンに対するしおづけの1/8ダメージが入った状態で試合が終わるとTOD負けです。その時はキョジオーンのまもる、自己再生を読んで頑張ります。
・相手のラウドボーンがシャドーボールまたは大地の力を採用していると無力です。対応不可能です。
ウインディ@クリアチャーム
特性:もらいび
テラスタイプ:鋼
実数値:197(252)-131(4)-100-108-145(252+)-115
技構成:アイアンヘッド/じならし/鬼火/朝の日差し
HD:テツノドクガ受けのため最大
A:余り
役割対象:テツノドクガ、(クエスパトラ)、(ラウドボーン)
・テツノドクガへの最大打点「じならし」
・回復技「朝の日差し」
・ヘイラッシャ交換などを読んで打つ「鬼火」
・ハバタクカミに少し強くなれる「アイアンヘッド」
という構成です。じならし、日差しのみ必須で他は自由です。
テラスタイプは対テツノドクガのための鋼です。
対テツノドクガのため採用。実は型によってはテラスタル前提であまり強くないですごめんなさい。
対テツノドクガ
・特性もらいびによりほのおのまいやオーバーヒートの一貫を切れます。返しのじならしは、152~180(98%~116.1%)で87.5%の乱数です。
・アシッドボムはクリアチャームで対応できます。特化メガネヘドロウェーブが118〜139(59.8%〜70.5%)と受かりません。そこで、メガネヘドロウェーブに受け出したい場合は鋼テラスを使います。
・問題点はまだあって、水テラバーストが厳しいです。ドヒドイデで毒を入れ、鋼ウインディで回復しながら頑張ります。
つまり、最も安定するのはドヒドイデで型を見定め、ウインディと2体がかりで相手する方法です。ウインディでテラスタルを切るか温存するか見定めます。
強み
・ラッキーでは受からないほのおのまいテツノドクガに強いです。
・クリアチャーム持ちのため、ルミナコリジョンしてくるクエスパトラにも強いです。
・採用してから気付いたのですが、フレアソング以外に打点の無いラウドボーンに強いですね。実戦で戦ったことが無く、机上論です。
弱み
・数値が足りないです。そのため役割対象が少ないです。技構成を工夫すればもっと役割範囲が広がるかもしれません。
カバルドン@隠密マント
特性:砂の力
テラスタイプ:炎
実数値:215(252)-132-139(4)-77-136(252+)-67
HD:クエスパトラ受けのため最大
B:余り
役割対象:コノヨザル、クエスパトラ、キョジオーン
・コノヨザルに打ちたい「地割れ」
・回復技「怠ける」
という構成です。
特性は味方が砂ダメージを受けたくないので砂の力。テラスタイプはハバタクカミのフェアリー技意識で炎です。
隠密マント枠兼一撃技枠です。
強み
・命懸けをしてこないコノヨザルに対して地割れを打てます。Bに降らなくてもコノヨザルの攻撃を結構耐えてくれます。
・隠密マント持ちのため、ルミナコリジョンしてくるクエスパトラ、キョジオーンに強いです。
弱み
・HDにしているためコノヨザルの攻撃を耐えられる回数が少ないです。後ろの浮いているポケモンに交代されると地割れのPPが削られ、コノヨザルにカバルドンを受け出すタイミングで攻撃を受け、結果サイクルで降りになります。クエスパトラも同時に見ようとした欲の代償となっています。
・シンプルですが地割れが当たらないと負けます。
・搦め手に弱いです。ゴースト呪いキョジオーンに弱いです。
苦手なポケモン
厳しすぎて辛いのでちょっと愚痴気味に書きます。
・サーフゴー
多いのに厳しいです。ラッキーのところにも書きましたが、格闘テラバーストが無理です。上手い人は上手く卵産みのPPを枯らしてきて厳しいです。
・キョジオーン
上手い人は裏から出してくるので厳しいです。ゴースト呪いも厳しいです。
ハメないで><厳しい!
・テツノドクガ
ほのおのまいで令和の特攻オバケだと思います。ウインディで受かった時は楽しい!
実は催眠対策が一切ありません!最速起きを祈り、ドヒドイデで毒を入れるかラウドボーンで鬼火を入れます。
・コノヨザル
命懸けされるのが一番嫌いかもしれないです。2対2を頑張ります。
・イダイナキバ
火力がおかしいです。ドヒドイデで毒を入れて時間を稼ぎます。当然安定しません。
選出
相手にこのポケモンがいたらこちらはこのポケモンを出さないと即負けとなるものを中心に、選出について書きます。
・サーフゴー→必ず出てくるのでラッキーを必ず出す
・キョジオーン→ラウドボーンをできれば初手に出すor出せるならカバルドン
→が多くなる
・ゴチルゼル→ラウドボーンをできれば初手に出し、控えにラッキー
→or
・テツノドクガ→余裕があればウインディを出すが無理ならラッキー
→やとなることが多い
※テツノドクガはヘイラッシャと共存していることが多く、正直選出が歪んでいます
・コノヨザル→(毒テラスっぽい見た目なら必ずカバルドンを出す(無理))
・テツノブジン→ドヒドイデorラウドボーン
基本選出の初手について
・基本選出の中でも基本ドヒドイデを初手に出します。すると、初手からどくどくできたりどくびしできたり強いことが多かったです。コノヨザルがいてカバルドンを出せない時は、特に優先的に出しました。
・ガブリアスは初手ステロや鉢巻き地震が厳しいのでクレベースを合わせたいです。
・クエスパトラに隙を見せたくない場合はラッキーを初手から出します。
おわりに
ここまで読んでいただきありがとうございました!
パラドックス環境は楽しかったです!高火力を受け切ったときや受けループ対策の対策がハマったときは爽快でした。実は最高レートは1990でした。あと一歩?二歩?及びませんでしたが、レート1900前後を行ったり来たりしていたので、ここがいわゆる適正レートなのかなという感じがしました。今後、レート2000達成のため、構築の組み直し&プレイングの向上を頑張っていきたいです!
最高レート1990